2016年08月01日 | |
神奈川県の障害者施設での事件を受けて |
去る7月26日未明におきた衝撃的な事件。すでにご存じかと思いますが、どのようにお感じになられていますか?施設の現場で働いてた、言わば福祉の仲間ではありませんか?それなのに何故?何故?何故?理解に苦しむところです。当日は職員全員が心重く仕事に向き合わなければなりませんでした。亡くなられた19名の方々のご冥福を祈るとともに、ケガをされた26名の方々の早期回復を心よりお祈りいたします。
当、なづな学園におきましては、この事件を受けて職員朝礼と利用者朝礼において、全国手をつなぐ育成会連合会から出された当事者に向けたメッセージを読み上げ利用者と職員が共通の思いを持つように努めております。過日、14日に開催されました法人合同職員会議においても虐待をテーマとした学習をすることで、利用者の皆様がより安心安全に過ごせる学園やグループホームを目指して努力しております。今後、100%虐待はありませんとは申しません。ただ起こらないための努力は日々してまいりますことをお約束いたします。その為には、保護者の皆さんとのコミュニケーションが最も大切な事かと思っております。学園での生活、家庭での様子等情報の交換を通して利用者皆さんの暮らしを支えていきたいと思います。共に話し、共に歩み、共に作り上げていく
そんな安心、安全な学園をこれからも一緒に!どうぞよろしくお願いいたします。
【全国手をつなぐ育成会連合会】障害のある人たちへの声明文
「7月26日に、神奈川県にある「津久井やまゆり園」という施設で、障害のある人たち19人が 殺される事件が 起きました。容疑者として逮捕されたのは、施設で働いていた男性でした。亡くなった方々の ご冥福をお祈りするとともに、そのご家族には お悔やみ申し上げます。また、けがをされた方々が 一日でも早く 回復されることを 願っています。
容疑者は、自分で助けを呼べない人たちを 次々におそい、傷つけ、命をうばいました。とても残酷で、決して 許せません。亡くなった人たちのことを思うと、とても悲しく、悔しい思いです。
容疑者は「障害者はいなくなればいい」と 話していたそうです。みなさんの中には、そのことで 不安に感じる人も たくさんいると思います。そんなときは、身近な人に 不安な気持ちを 話しましょう。みなさんの家族や友達、仕事の仲間、支援者は、きっと 話を聞いてくれます。そして、いつもと同じように 毎日を過ごしましょう。不安だからといって、生活のしかたを 変える必要は ありません。
障害のある人もない人も、私たちは 一人ひとりが 大切な存在です。障害があるからといって 誰かに傷つけられたりすることは、あってはなりません。もし誰かが「障害者はいなくなればいい」なんて言っても、私たち家族は 全力でみなさんのことを 守ります。ですから、安心して、堂々と 生きてください。」