2013年11月27日 | |
支援員Yの徒然日記 vol.7「アニメ」 |
「ステージピアノ」の回(徒然日記vol.3)でご紹介しましたが、私は所謂“オタク”というやつです。
ゲームはもちろん漫画・アニメが大好きです!\みなさまもご一緒に!/
今回はオタク満載の話というよりかは、少し違ったアニメをご紹介したいと思います。
私は(これでも)学生時代に美術を学んできましたが、今では見る影もありません。(悲)
だがしかし、そこで蓄えた経験値は今でも引き継がれています。
その中からひとつ、「チェコアニメーション」のお話しをしたいと思います。
高校生の時にチェコアニメーションに触れてから、チェコへの憧れは今でも当時のまま持ち続けています。
みなさん、一度は目にしたことのあるキャラクター“チェブラーシカ”
チェコアニメのことを話すとよく出てくるのが「知ってる!チェコと言えばチェブラーシカだよね!」と言われますが、あれはロシアのアニメです。
アニメ好きとしては、そこははっきりしておきたいと思い一文を書かせていただきました。
チェコアニメは、社会主義を背景に描かれることや人形アニメーションが多いのも特徴です。
ナチス時代や共産党政権下の黄金期を皮肉や風刺まみれでユーモアたっぷりの表現や、ヒューマニズムやシュルレアリスムに基づいて作られたものなんかが好きですね。
もちろん現代の若手作家さんは、子供向けの可愛らしいものや見やすいものもたくさんあります!
ここで、私の好きな作家さんをご紹介します。
イジー・トルンカ … 人形アニメ―ションの第一人者でチェコアニメの礎を築き、「東のディズニー」と言われるほどチェコアニメを世界に知らしめた偉大な人です。日本の人形作家 川本喜八郎氏が師事していたことでも有名です。彼の作品は人形に美しく魂が宿っていると思えるくらい生きています。
イジー・バルタ … 常に新しい表現方法に挑戦し続け、見たこともないような映像美を追及しながらもチェコアニメ伝統の“叙情的”であることも底辺にはあります。彼は完璧な環境がないと決して作品を作らない個性的な人です。24年ぶりとなる「屋根裏のポムネンカ」は今までにない新しい試みとなっています。最近では、小泉八雲の世界を題材にした作品があります。
ヤン・シュヴァン・クマイエル … 私がチェコアニメにどっぷりはまることとなった日本で一番有名な作家さんです。彼を一言で表すと“天才”です。“シュルレアリスト”と言われることの多い彼は、触覚的な感覚を映像で表現しています。独特のインスピレーションとユーモアはとても斬新で、一度見ただけで脳に焼き付くくらい衝撃的です。ドローイングやオブジェの分野でも数々の作家さんに影響を与え続けています。他に、日本の妖怪を題材にした本が出版されています。
チェコアニメを知っている方であれば超有名作家さんばかりの紹介となりましたが、やはり大好きな方々です。
チェコアニメに出会った高校生の私は、彼らの作品が見たくてバイトをしながらVHSを購入していました。
当時のVHSは高くて、バイト代がいくらあっても足りませんでしたね;
それでも、買った時のドキドキ感嬉しさ、作品を見た時の衝撃は今でも思い起こすことのできる感情となって残っています。
今ではDVD・Blu-ray Discにもなっているので、お求めやすい値段で売っています。
持っている作品全て、買いなおしたくらい(涙目)チェコアニメが大好きで情熱や憧れは今でも当時のまま持ち続けています!
来年3月には大阪でチェコアニメの映画祭が行われます。
小規模ながらチェコアニメの魅力満載な映画祭で、是非!興味を持たれた方は足を運んでチェコのファンタジーな世界に浸って下さい♪
きっとお気に入りの作家さんに出会えると思います!
(支援員Y)